017.ふるさと納税で全国のうまいものをもらおうじゃないか


ジングルベール!ジングルベール!クリスマスイブですね!
なのに今年の2月に確定申告した頃に書くはずだったエントリをいまさら形にするよ!


ことのはじまりは昨年(2012年)の末、
ふるさと納税ってやつをやってみよう、と思いたったのでいろいろ調べて
そのまま寄付・確定申告まで行ったのでそのときのまとめ。
このまとめを書いて思い出すことで今年・来春の確定申告をスムーズに行う魂胆。


ふるさと納税の仕組み】

ふるさと納税、という言葉から招きやすい誤解は次の2つ。
ってか自分も調べるまではそう思ってたし。

  • 1)所得税の一部を特定の自治体に直接納税するものである
  • 2)自分の出身地に支払うものである


まず1については、簡単にいうと
任意の自治体に寄付をすると住民税および所得税が安くなるというもの(ちゃんとした説明が必要な人は「ふるさと納税 ちゃんとした説明」で今すぐ検索)。
なので、流れとしては


2013年に自治体に寄付→2014年春の確定申告をすると所得から寄付金分が(全額ではないのだけど)控除される


という流れです。
この際だからちゃんと仕組みを学びたい!という人は「ふるさと納税 ちゃんとした説明」でおググりください)
※年末になって慌ててこのエントリを書いてるのは、年内に寄付しないと春の確定申告に間に合わないからですね!※


ちなみに損得の計算はその人の所得額によって変わってくるので
いくら寄付するといくら税額が引かれる、というのは一概には言えません。
というか金額だけだと別に節税にはなりません。全額控除ではないので。
特産品くれたりするところではたぶん金額換算するとプラスではないかと思いますけど


※人によりますが特に他に大きな寄付がなく、一般的な給与所得のみの場合
総寄付額(全自治体の合計)−2,000円が控除額になるケースが多い、ように思えました。


次に2については、実はどこでも良くて、縁もゆかりも無い土地でも構いません。
(後述しますが自分は前回の寄付先の1件は住んだことどころか行ったこともないです)
もちろん過去に住んでいた土地でも構わないけれど

  • ・天災などで被害にあった土地だから
  • ・知人や好きな有名人の出身地だから
  • ・旅行に行ったことがあり、すごく良い土地だったから
  • ・寄付金の使い道(公表してたり選べたりします)が気に入ったから
  • ・そこのゆるキャラが好き
  • ・その自治体に寄付すると特産品をくれるから

などなどで全然問題ないです。適当ばんざい!
(ちなみに複数自治体に寄付しても問題ありません)


【寄付先の自治体を決めよう】


先に書いたように、適当な理由で決めて良いけど
最近は各自治体が寄付を募るためにいろいろな特典を出しているので
特に思い入れのある自治体がない場合などはこういったところに出すと
わりと得するんじゃないかな、と思います。


自分はこのあたりのポータルサイトで選びました。
ふるさと納税ポータルサイト ふるさとチョイス


選んだポイントは
1)何らかの思い入れがある
2)良さげな特産品くれる
3)支払いが簡単
あたりから。


2012年に選んだのは
宮城県気仙沼市
北海道浦幌町
の2箇所。


前者に関しては震災被害地域のなかで
2012年に一度気仙沼を訪ねているのと
瓶詰めとか乾物とか、日持ちしそうなモノをくれるから。
被災地に下心で寄付したっていいじゃないか!


後者については自分が北海道出身だというのと
(リアル出身地の函館市は「函館人証明証」をくれるだけだった。さすがにちょっと、さ・・・!)
羊肉・豚肉のセットが美味そうだったのと
そして何よりクレジット(Yahoo経由)で支払いができること。
年末ギリギリに銀行とか郵便局で振込とかしたくないしね!


【寄付します】


寄付自体は自治体のWEBサイトなどから行う(といっても振込)ところと
Yahoo公金支払などの支払代行と連携しててそこから行う場合があるようです。
先にも書いたとおり年末ギリギリで支払う人には後者がありがたい。


金額はまあ無理のない範囲で、と言っても
ある程度まとまった額を寄付しないとたいていは特産品くれません。
(あと、2,000円未満の寄付は控除対象になりません)
だいたい5,000円〜 くらいが適当ですかね、自分は15,000円*2自治体に寄付しました。
(寄付金額によってもらえるモノのレベルが違うパターンが多いです、1万円コースとかそういうの)


年内にやっておかないといけないのはここまで。
寄付するとだいたい数週間で各自治体から「寄付金受領証明」が届きます。
自分のところに来たのはこんな感じ。12/25と28とか、ギリギリもいいとこだ。



【確定申告だ!】


軽い気持ちで「ちょっとふるさと納税とかやってみようかなー」と思った時に
いちばんのハードルになるのがこれ、確定申告。
特に会社で年末調整してもらってる人の場合、やったことないし面倒くさそう、と思うでしょう。
でも楽しいですよ、確定申告。
あー自分の給与ってほんとはいくらで、結構天引きされてるのねとか
こういう場合はこういう控除受けられるのか、じゃああのときできたじゃんとか
いろいろ知る機会になります。
ちなみに自分は諸々の事情で毎年確定申告してるのでハードル超低いです。どうせするもん


具体的な確定申告の仕方はちゃんとしたサイトで説明を読んでもらうとして(ちゃんとしたサイト
ざっと書くと
・寄付金額から所得税控除額を計算します
(所得額によりますが)
・第二表の「住民税に関する事項」に寄付金額を書きます
・第二表の所得税からの控除の欄に寄付先・金額を書きます
・第一表に寄付金控除額を書きます
・申告書の添付書類貼付欄に「寄付金受領証明」をのり付けします
こんな感じ。それ以外は普通の確定申告と同じ。
(「普通の確定申告」がわかんねえんだよ!という人は「確定申告 ちゃんとした説明」で今すぐ検索)



先にも書きましたが特に他に大きな寄付がなく、一般的な給与所得のみの場合
総寄付額(全自治体の合計)−2,000円が控除額になるケースが多いように思えます。
自分の場合も総寄付額30,000円から2,000円を引いた28,000円が控除額となりました。


ちょっとめんどくさいですけど楽しいですし、
それに年内に寄付はもう済んでいるので、ここで確定申告投げ出したとしても
ちゃんと特産品は届きます、ごあんしんください(寄付した上に税額変わらないけど)


【特産品が届くよ!】


特産品の送付は寄付のタイミングしだいなので、
実際には確定申告よりも前に届くことが多いですが。
(農作物や海産品などは収穫時期にあわせて届いたりするのでいろいろです)


昨年我が家に実際に届いた特産品はこちら。


浦幌町より

クール宅急便


開けるとそこは肉祭り!

ラム・豚ジンギスカン、ソーセージ、ホルモン。
冷凍だから当然日持ちもするし、これ結構するんじゃないかなあ


気仙沼市より

こちらもクール宅急便

気仙沼は諸々の事情で配送が送れてます、という連絡がわざわざ来た。すごい)

まずは瓶詰め。

ホタテのやつうまかったなー

そして海藻の盛合せ。

小分けになってるのでちょっとずつ知人におすそ分けしたりしました

ホヤぼーやグッズもついてきたよ!

【まとめ】


金額的に言えばもちろん総額控除ではないので
数千円で特産物を買っているのと大差ないとは思うのですが、
物産展とか見るの好きな人にはたまらないのでは。
総寄付額(全自治体の合計)−2,000円が控除額になるのが多数のケースなら
計算上はいっぱい寄付した方が控除額的にも得するはずだし。


あと、「ふるさとのようなもの」がうっすらできるの楽しいです。
浦幌町とかよく知らなかったけど多少は思い入れできるし。


※ちなみに、こういうのするとダイレクトメールとかくるんじゃね?
と思うかもしれませんが、自分のところには一回
浦幌町たより」的なものが届いただけですね、全然うざったくない。


というわけで今年も慌ててこれから寄付先探します!